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「ハチドリのひとしずく いま、私にできること」(監修・辻信一,2005)

クリキンディという名のハチドリの、短い短いストーリー。あらすじを書こうとしたら、きっと本文より長くなってしまうだろう。しかし、とても気が遠くなるほど長い長いストーリーでもある。クリキンディ1羽の力では。

この物語のあとがきのような文章にこんな記述があった。
「怒りや憎しみに身をまかせたり、他人を批判したりしている暇があったら、自分のできることを淡々とやっていこうよ。クリキンディはそう言っているような気がするんだ」
これはこの本の挿絵を描いた、マイケル・ニコル・ヤグラナスの言葉。
なにかにケチをつけることなら誰にだって簡単にできるし、それではなにも解決しない。絶望の淵で嘆いていたとしても、小さなことからできることはあるはず。重要なのは行動することだ。

この本の後半では”無理なく「引き算」 楽しく「ポトリ」”と題して、CO2を100g減らすための単位を1ポトリと名づけて、日本人ひとりあたり1日平均7千gも排出しているCO2をいかに無理なく楽しく減らしていけるかの方法を解説している。
このなかにでてくる、スローウォーターカフェのおしゃれで伸縮型の携帯箸「森のお守り」は、以前妹のひとりからもらったことがあった。また、同じように紹介されているパタゴニアのオーガニックコットン製品(普通のコットンには、製品の重量の約30%もの農薬が使われている)も、もうひとりの妹からもらったことがあるし、自分でも好んで買っている。自分もクリキンディと同じように、ポトリ、ポトリと、燃えさかる森に水滴を落としているようで、すこしうれしかった。


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