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2006年05月21日

くりはま花の国・ポピー園 2006 初夏

はじめてデジカメ(デジタル・スチル・カメラ)を買ってから、くりはま花の国へは毎シーズン(初夏と秋)訪れている。はじめてデジカメを買ったのが10年前だから、このライフ・ワークもことしでちょうど10周年ということになる。
この10年間、デジカメの技術の進化もさることながら、くりはま花の国を訪れる人の増加も目をみはるものがある。毎年、なんらかの施設かフラワー・トレインも追加されているし。

ことしは5月に入ってからずっと、梅雨よりはジメジメしない梅雨っぽい天候がつづいていたからポピーの具合もどうだろうと思っていたが、そんな心配はまったく無用だった。長年の経験からポピー園閉園として設定された日付から1~2週間前がいちばん見ごろとなることが多いが(Cafe de MarronCoast調べ)、それはことしも例外ではなかったようだ。

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帰り際、駐輪場で「いい自転車だね」と老人に呼び止められたから、しばらく立ち話をした。

ぼくの、セカンド・カーならぬセカンド・バイシクルであるROVERのチャリはけっして高い代物ではないし、よくみればつくりも安っぽいのだが、ROVERのエンブレム効果もあってかパッと見オシャレな自転車に見えてしまうから不思議だ。セカンド・カー同様、変形(折りたたみ)するのがキモである。
昨年ファースト・カーを買いかえたときもROVERのチャリでニッサンに通っていて、そのときの店員の反応がおもしろかったのをよく憶えている。「(ニッサンの)クルマより高いんじゃないの?」って、そんなわけあるはずもなく。

その老人は1ヶ月ほど前にも訪れていて、そのときにはまったく咲いていなくてがっかりしたといっていた。少し前にNHKのニュースでくりはま花の国が紹介されていて、そこではキレイに映っていたので、自分の目でたしかめにきたのだといっていた。
池上から自転車できたのだというが、25年も年金をもらっているという歳はまったく感じさせない身のこなしぶりであった。きょうはカメラを忘れてしまったが、戦争中などは横須賀駅だとか久里浜港で写真を撮ったら捕まるから撮らなかったけど、大津にいた憲兵の目を盗みながらよく写真を撮っていた話などをしてもらった。
ぼくの愛機DSC-F707(SONY)をみて「ビデオ撮りにきたのかい?」といっていたが、これはデジタル・スチル・カメラだと説明してあげた。

カメラを手に自転車で行ける場所へ散歩へでるような、そんな老後は理想だな。なんだかとってもうらやましくなってしまった。

同じ話を2周ほどループしていたことだけが玉に瑕だったが、とくに急いでいることもなかったのでぼくはできるだけゆっくりとうなずいていた。2度聴いたことのほうがよく憶えていられるし。

Mozilla Thunderbird 1.5.0.2(Mozilla Foundation)

1週間ほど前からメーラを、ヴァージョン・アップしながら10年間使いつづけてきたEudora 6.2JからMozilla Thunderbird 1.5.0.2へと移行を進めている。仕事用のメーラはいろいろなものを試してきていて、昨年くらいからThunderbirdを使っているが、プライヴェート用のメーラを変更するのは今回がはじめてだ。

Thunderbirdのインストールはすんなり終わる。初回起動時に他のメーラからのインポートがおこなわれ、そのインポート元にEudoraもしっかり選択できるようになっているので、時間はかかるもののいちおうインポートもとくに問題なく終わる。10年間の財産が詰まった、ハードディスクに格納されているデータのなかでもいちばん貴重なものなので、ここでつまづいては元も子もないわけだが。

しかし、ThunderbirdとEudoraではアカウントの管理の仕方が根本的に異なっているので、10年のうちに複雑化したフォルダ構成などを整えるのに時間がかかった。そしてなによりたいへんだったのはフィルタの設定だ。フィルタに関してはまったく自動ではインポートしてくれないので、一から設定しなおさなければならない。もちろん学習機能も一から鍛えなおしである。
Thunderbirdのフィルタはアカウントごとに1対1で結びついているので、アカウントの数だけ設定しなければならない。この点、Eudoraは全アカウント一括で設定していたので楽であった。いつのまにかアカウントの数も10を優に超えていて、10年間かけて組み立てたフィルタを設定しなおすのはそれはもうたいへんだった(まだ終わっていないのだが)。

とはいえ、そこまで苦労して乗り換えをおこなったのは、Eudoraの設計(思想)が旧く感じるようになってきたからだ。Eudoraはたしかにヴァージョンが低いころからほかのメーラと比べても高機能で、使いやすいものだった。しかし、ブラウザにもいえることであるが、いまやオープンソースのコミュニティで開発されたソフトウェアは一企業が開発するソフトウェアより先進的だしユーザの立場にたったものづくりをしているように思う。
それから、メールを使用していく以上、哀しいかな、スパムをはじめとした迷惑メールとも付き合っていかなければならず、そのあたりの対処の仕方も、仕事用として使用/試用してきた限りThunderbirdのほうが優秀だった。

インポートの確認がてら、あらためて1996年からの歴史を軽く読み返してみたりしている。そう、これはもう、ホントに「歴史」なんだな。ケータイのメールやインスタント・メッセージのログなんかより、ずっと冷静だし。それに、日記やブログと違って相手がいることだから、なんだかとてもリアルだったりもする。学生時代からの友だちとの成長しないやりとりだとか、いちども会うことなく疎遠になっていったメル友がいたりだとか、もう友だちじゃない友だちの多さだったりだとか。

2006年05月16日

「南米の秘境パタゴニア 壮大な自然が危ない!」(報道ステーション)

報道ステーションでやっていた南米の秘境パタゴニアの危機についての特集プログラムを観た。

だいたいこんなストーリーだった。
南米・パタゴニアの、かつて多くの移民を受け入れたことによってつくられたかつては草原や森であった牧場が、現在はすっかりやせこけてしまっている。生態系は崩れ、様々な希少動物が絶滅の危機に瀕している。
環境への取り組みをいつも第一に考えているパタゴニア社は、これらの土地を買い取り、自然を回復させ、最終的には国立公園として国に寄付をしようとしている。この活動は社員がボランティアとしておこなっており、その先頭に立っているのがパタゴニア社の創設者であるイヴォン・シュイナードである。

ライブドア事件と比較するように紹介された、イヴォン・シュイナードのこんな言葉に感銘を受けた。
「ビジネスとは、社員のためにでも、顧客のためにでも、株主のためにでも、あるわけではない。ビジネスとは地球のためにするものだ。上場すると急激な変化を求められる。我々はそのような急激な変化を望まないので上場はしない」

破滅へと加速していくことを好む者ばかりが登場するニュースが多いなか、ゆるやかに地球の速度に合わせて生きていく者が登場するめずらしいニュースだった。
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