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Mozilla Thunderbird 1.5.0.2(Mozilla Foundation)

1週間ほど前からメーラを、ヴァージョン・アップしながら10年間使いつづけてきたEudora 6.2JからMozilla Thunderbird 1.5.0.2へと移行を進めている。仕事用のメーラはいろいろなものを試してきていて、昨年くらいからThunderbirdを使っているが、プライヴェート用のメーラを変更するのは今回がはじめてだ。

Thunderbirdのインストールはすんなり終わる。初回起動時に他のメーラからのインポートがおこなわれ、そのインポート元にEudoraもしっかり選択できるようになっているので、時間はかかるもののいちおうインポートもとくに問題なく終わる。10年間の財産が詰まった、ハードディスクに格納されているデータのなかでもいちばん貴重なものなので、ここでつまづいては元も子もないわけだが。

しかし、ThunderbirdとEudoraではアカウントの管理の仕方が根本的に異なっているので、10年のうちに複雑化したフォルダ構成などを整えるのに時間がかかった。そしてなによりたいへんだったのはフィルタの設定だ。フィルタに関してはまったく自動ではインポートしてくれないので、一から設定しなおさなければならない。もちろん学習機能も一から鍛えなおしである。
Thunderbirdのフィルタはアカウントごとに1対1で結びついているので、アカウントの数だけ設定しなければならない。この点、Eudoraは全アカウント一括で設定していたので楽であった。いつのまにかアカウントの数も10を優に超えていて、10年間かけて組み立てたフィルタを設定しなおすのはそれはもうたいへんだった(まだ終わっていないのだが)。

とはいえ、そこまで苦労して乗り換えをおこなったのは、Eudoraの設計(思想)が旧く感じるようになってきたからだ。Eudoraはたしかにヴァージョンが低いころからほかのメーラと比べても高機能で、使いやすいものだった。しかし、ブラウザにもいえることであるが、いまやオープンソースのコミュニティで開発されたソフトウェアは一企業が開発するソフトウェアより先進的だしユーザの立場にたったものづくりをしているように思う。
それから、メールを使用していく以上、哀しいかな、スパムをはじめとした迷惑メールとも付き合っていかなければならず、そのあたりの対処の仕方も、仕事用として使用/試用してきた限りThunderbirdのほうが優秀だった。

インポートの確認がてら、あらためて1996年からの歴史を軽く読み返してみたりしている。そう、これはもう、ホントに「歴史」なんだな。ケータイのメールやインスタント・メッセージのログなんかより、ずっと冷静だし。それに、日記やブログと違って相手がいることだから、なんだかとてもリアルだったりもする。学生時代からの友だちとの成長しないやりとりだとか、いちども会うことなく疎遠になっていったメル友がいたりだとか、もう友だちじゃない友だちの多さだったりだとか。

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