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青いサムライたちは翼の夢をみたか?

日本は敗れてしまった。日本らしさといわれている早いパス回しをみせることもなく。最大の得点源といわれたセットプレイにいたっては、攻めっぱなしのアジアでの戦いと違って、コーナーにしろフリーキックにしろほとんどその機会すらつくれなかった。

だけども、オーストラリアがみせるようなあの縦パス1本の攻撃はおもしろいとは思わないし、たとえうまくいかなくても、自分たちのスタイルを変えようとしなかったのはよいと思う。少なくともそれでは世界の壁は破れないことがわかったというのは大きな収穫だろう。ジーコがこだわった、個の尊重だけではとても戦えない。
フィーゴとクリスティアーノ・ロナウドの両翼のドリブラーと魔法使いデコからなる、いわゆる1.5列目のプレースタイルが質の高いレベルで確立しているという理由でポルトガルのサッカーが好きだ(前回大会も応援していたが1次リーグ敗退に終わってしまったので、今大会はその分応援のしがいがある)。ほかにも、ブラジルのサンバのリズムにのった個人技、アルゼンチンの華麗なパスワークなど、確固とした伝統的なスタイルをもったチームはみていておもしろいし、強い。

Jリーグを、というよりは、キャプテン翼をみて育った最後の世代。日韓大会からは世代的には大きく変わることはなかったメンバーも、南アフリカ大会ではがらりとかわることだろう。次の世代は、アニメのなかの世界ではなく、子どものころから海外のサッカー中継をみて育った世代だ。決してメディアに注目された世代ではないけれど、そのほうが現実的な夢をみさせてくれそうな気がするし、みるほうとしてはサッカーをたのしめそう。

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