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2006年09月11日

「場所を生きる―ゲーリー・スナイダーの世界」(山里勝己,2006)

H.D.ソローを源流とするネイチャー・ライティングの旗手にしてのこされた数少ないビート・ジェネレーションの詩人ゲーリー・スナイダーは、ことしで初来日から50年を迎えたそうだ。この本は、その後半、およそ25年間におよぶお付き合いのなかからうまれた、著者である山里勝己氏との対話・対談や論考をまとめたものである。なので、ひとつの大きなストーリーから構成されているわけではなく、いろいろなところに話がとべば、同じような話が重複している部分もある。けれど、まぁ、ひととひととの会話なんてそんなものだし、重要なことであれば、表現は違えど、たびたび話題にあがることであろう。なによりも、この本のタイトルとなっているように、「場所」というものがスナイダーにとって一貫したテーマであることがよくわかる。

東洋への関心から一時期日本で暮らすものの、最終的には自らがうまれたアメリカ西海岸に落ち着き、若いころによくそうしていたように森の生活をはじめるのは、人生そのものが場所の文学のようなもので、その言葉にも説得力がある。別に森にひきこもって閉鎖的な生活をしているわけではないし、都市にでることもある。友だちもたくさん訪れる。電話もあるし、電気(太陽熱発電)もあるし、インターネットだってとっくのむかしにできる環境が整っている。技術や便利さというものを真っ向から否定するのではなく、積極的に受け入れることも大切だ。いまはソローの時代ではない。いまは体制に抗って理想をかかげるだけではなく、それを人生を通して実践してさらに広めたり影響しあったりすることができる。ソローとスナイダーとのいちばんの大きな違いはコミュニケーション力だと思う。個人の能力というよりも環境や時代背景から。

しかし、これだけ情報があふれかえっている時代なのに、もっともっと豊かな暮らしができるはずなのに、世の中がどこか悪いほう悪いほうに向かっているようにみえるのはなぜだろうとよく思うのだが、その場所にそぐわないような生活をしようとする人間があまりにも多いからな気がする。たとえば、資源を求めて地球の裏側までいくようなことをやっている限りはダメなのかな(なかば強制的に、あるいは侵略的に)。


2006年09月23日

「PM-4000PX」(EPSON)

- A Semi-Long Vacation 2006 S/A 1st day

夏に休暇を取りそこねて、まとまった休みをとりづらい空気を感じながらも(しかも半期の締めの週だし)、”セミ”ロンバケ。
落ち着いてなにかをするということをする余裕はないけれど、中途半端になっていたことを片付けることにしよう。

ここ2ヶ月ほど、とあるプリンタの価格動向をチェックしていた。ほぼ毎日。1日に何度もネット上の情報をチェックしてまわることもしょっちゅうあった。
1999年秋冬モデルの「PM-3300C」(EPSON)がいいかげん買い替えの時期にきていた。まだ使用できるとはいえ、いちど修理にもだしているし、スペック的にも相当時代遅れだということを、まいとし年末に年賀状をつくるたびに感じていた。
ということで、A3ノビ対応かつロール紙対応かつCD/DVDラベル印刷対応かつお手ごろな機種への置き換えを考えていたわけだけど、同じEPSONでは自然と「PM-4000PX」に絞られてしまうわけで。流行の複合機タイプはA3対応という時点で候補にもならない。「PM-4000PX」はいちおう、エプソン・プロセレクションというラインの現行機種であるが、2002年春モデルという、1年たてば旧機種というプリンタ界では奇跡的に長いライフサイクルをまっとうしている機種である。
しかし、レビュや口コミをながめていても、印字スピードの遅さを除けば、最新機種と遜色ないという評価も複数あり、次機種の影(あるいはモデル打ち切り?)もちらつきはじめた昨今、価格もいい感じにさがってきたので購入に踏み切った。スペック的には十分すぎるほど満足。複合機が流行るというのは、プリンタ機能単体の家庭向けインクジェット機の性能が頭打ちであるという現実からすれば納得。

mc_2006092301.jpg

2006年09月25日

戦場ヶ原の草紅葉

- A Semi-Long Vacation 2006 S/A 3rd day

小さい秋をさがしに奥日光へ。
群馬県側から尾瀬の南側を迂回しつつ金精峠経由で。もちろん木々が彩づくにはまだ少し早い。日本ロマンティック街道などというたいそうな名前のついているルートだ。もう半月もすればその名に恥じぬような景色が広がっているのだろう。
それもよいが、閑散期の静けさもまた味わい深いもの。

金精峠から湯ノ湖、戦場ヶ原、男体山方面

その紅葉前線が下りてくる仕組みは木々のそれとはまったく異なるようで、戦場ヶ原の草紅葉はもう見ごろだ。茜色と黄金色の織りなす絨毯は見事であった。山々の深緑と相まって、そのコントラストが美しい。

戦場ヶ原の草紅葉

中禅寺湖畔、立木観音前の駐車場

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