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2006年11月26日

富士裾野の紅葉

そろそろことしの紅葉も見納め。テレビではそんなニュースも流れてくるが、まちではまだまだこれからが本番のようにもみえる。ことしは、異常気象のせいか、彩づく前に枯れてしまう木々も多いとか。

紅葉狩りにはあいにくの天候だったが、強引に、屋根が開かないかわりにはめ込みガラスのあるほうの愛車と1枚。

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富士山周辺ではどうしても箱根のほうが紅葉のイメージに合っているようで、たしかにこれといった見所も少ないのだが、ひともクルマもすくなくてよい。ススキに関していえば箱根の仙石原が有名だが、広大さでいえば富士山の裾野のほうが上だ。

2006年11月18日

平作川クリーン大作戦 2006 秋

先週の日曜日から天候不順により延期された「平作川クリーン大作戦」がおこなわれた。予定がずれて約900名という参加者数は減ったようであるが、朝から気持ちのよい秋晴れで、川もココロもすっきりとした。
年々回収されるゴミは微減となっているようで、キレイにしていれば汚すひとも減るという一定の効果はあるようだ。とはいえ1年分の量は半端なものではない。身近なところでは、自転車(それほど古くなさそうなので、盗まれた上、捨てられたのだろう)やら絨毯やらが引き上げられた。

護岸の隙間にトマトがなっていた。ちょうど橋の下にあり、川沿いの道からは死角となっている場所に。一時期、根性大根などがワイドショー・ネタとなっていたが、すこし視線を落とせば、どこにでもあるようなものなのだろう。

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2006年11月12日

「ティンブクトゥ」(ポール・オースター,1999,2006)

ポール・オースターの最新日本語訳「ティンブクトゥ」は犬が主人公の物語である。大抵の犬は人間のコトバを理解することができる。でなければ、郵便局の扉に「犬立入禁止 ただし盲導犬は除く」という掲示がかかっている理由がわからないという、主人公の飼い主であるウィリーの見解がでてくる。あながちありえない話ではないだろう。これだけ人間と長い時間、そして多くの個体が生活をともにしてきた動物は他にないだろうし。ただし、その生物学的制約から、コトバを話すことはできないという。したがって、人間と犬との間にコトバの交換があるわけではない。お互いにお互いのことを理解しようとするココロはあるが。

このような前提のもと、物語は大きく2つのパートにわかれて語られる。前半は、主人公ミスター・ボーンズとその飼い主ウィリーが旅をつづける場面。ただしこれは、この1匹と1名にとってある重要な目的をもった最後の旅であり、ウィリーの死期が近いことはこの1匹と1名ともに理解していた。
後半はご主人さま亡き後のミスター・ボーンズの苦難の日々が語られる。人間と人間とがそうであるように、犬と人間との出会いも一期一会である。本当に大切な出会いなど、そうは訪れない。

「ティンブクトゥ」とは来世のことである。ライオンやトラたちはハンターのいない安住の森で暮らしている。人間はそれとは切り離された場所に暮らしている。野生には戻ることができない犬といっしょに。ミスター・ボーンズは、「ティンブクトゥ」では犬も人間のコトバが話せると信じていた。あまり自信をもてないながらも、そう信じていた。
物語の後半、ミスター・ボーンズは何度かウィリーの夢をみる。そこではミスター・ボーンズはウィリーと会話をしている。ミスター・ボーンズは安住の地なき一匹旅に疲れ果て、夢と現実の区別もおぼつかなくなるなか、最後の気力をしぼって「ティンブクトゥ」へと走り出す。