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「桑田さんのお仕事 07/08 ~ 魅惑のAVマリアージュ ~」(桑田佳祐,2008)

初の桑田佳祐年越しライヴの映像化+2007年のソロ・ワークのアルバム化。

もちろん、アルバムといってもオリジナル・アルバムとしてのリリース扱いではない。2007年にリリースされた桑田佳祐のシングル3枚に、新曲「DEAR MY FRIEND」と原由子の「大好き!ハッピーエンド」を加えたもの。2007年限定の桑田佳祐&原由子のベスト・アルバムといった趣き。

映像化のほうは、桑田佳祐のソロ・ツアー『桑田佳祐 LIVE TOUR 2007 呼び捨てでも構いません!!「よっ、桑田佳祐」SHOW』のファイナルであり恒例の年越しライヴとなった横浜アリーナでの公演を収めたもの。
終盤の怒涛のシングル曲ラッシュはすごい。2007年のシングル・タイトル曲3曲を固め打ちしても全体の密度の濃さが均一なのはさすが。KUWATA BANDを含むソロ・ワークの全シングルを網羅しているのも、旧いファンにはうれしいところ。
最後の1曲のみサザンの曲であるが、「希望の轍」(1990)はいまでこそサザンを代表する曲となっているがオリジナルはサザンオールスターズでの録音ではないので、厳密にはソロ作品といったほうが正しい。
基本的にはどの曲もオリジナルに近いアレンジではあるが、オリジナルは2004年発表のプロテスト・ソング「漫画ドリーム07」で歌詞を大幅に変えて演奏しているのがライヴらしい。あとは、「希望の轍」を桑田佳祐がギター1本で唄う姿もめずらしい。



ライヴ映像とはちょっと違うけど、ちょうど20年前に「いつか何処かで(I FEEL THE ECHO)」(1988)をTVの歌番組ではじめて観たときのインパクトはもう味わえないのだろうな。
変則3ピース・バンドで静かに聴かせる映像は、当時のバブル全盛期の歌番組ではありえないものだった。あの時代にあの緻密だけどもシンプルな美しさはなかった。
後にその変則3ピース・バンドが、ヴォーカル:桑田佳祐、シンセサイザーだったかアコースティック・ギターだったか:小林武史、ピアニカ:松下由樹という構成だったことを知り、さらに衝撃を受けたのを憶えている。

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