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2008年03月10日

さよなら、ラフェスタ!!

屋根がグラスルーフのクルマというのは好き嫌いが分かれるようだが、ぼくはそんなクルマが好きだ。できるだけ大きな開口部があると良い。
嫌いだという人は、夏は暑いだとか、エアコンがきかないだとか、すぐに飽きるだとかいうらしいけど、クルマが単なる移動手段と思う人やスペックを競うような人には理解できない装備なのだろう。

さよなら、パノラミック・ルーフ!!

いつかまたミニバン的なクルマを買うときはくるだろうと思う。いまの自分のライフスタイルを見つめなおした結果、いまはミニバンは必要ないという結論に達した。いつかまた大きなクルマを買うときも、屋根にはできるだけ大きなグラスルーフがついているクルマを買うと思う。

2008年03月15日

「NO DIRECTION HOME」(2005)

「Like a Rolling Stone」(1965)の歌詞の一節からタイトルがとられた、ボブ・ディランの前半生の伝記映画。

ファンがフォーク・ロックを望むなかエレクトリックなロックを演奏しはじめる。観客からはブーイングが起こる。でも当の本人はおかまいなし。それどころか、「大きい音でやろう!」とバック・バンドのメンバーに言い放ち、はじめる。
保守的なグループに教祖扱いされても自身がその中心に立つことはしない。デビュ当時からプロテストソングをつくりつづけるが、作風は大きく変わっていく。過去にしがみつくファンを横目に、ディランは変わりつづける。
アレン・ギンズバーグをはじめとするビートニクとの邂逅や、ビートルズやローリング・ストーンズといったイギリスの同業者との交流によっても、互いに影響しあっていく。
元来アーティストとはファンの顔色をみて演じるパフォーマではない。ましてや、マーケティングによってつくりだされる偶像でもない。

記者たちを小ばかにした記者会見のやり取りがおもしろい。どうやら芸能記者とは、国が違えど、時代が変われど間抜けな生物らしい。



劇中、ある週のビルボードが映し出される。
1位「HELP!」(ビートルズ,1965)、2位「Like a Rolling Stone」、3位「California Girls」(ビーチ・ボーイズ,1965)。
すごい週である。

どの曲も彼らを代表する名曲である。また同時にアイドル的な時期の終焉を象徴する楽曲でもある。
「HELP!」は同名映画の主題歌であるが、当時のビートルズ人気の異常なまでの過熱さぶりから助けを求めるジョン・レノンの叫びだといわれている。明るい楽曲であるにも関わらず歌詞はしんらつだ。
対して、「California Girls」は歌詞こそ従来からの"ビーチ・ボーイズ"だが、サウンドは『Pet Sounds』(1966)を予言するものがある。「California Girls」が収録された『Summer Days (and Summer Nights!!)』(1965)の次作『Beach Boys' Party!』(1965)はボブ・ディランやビートルズなどのカヴァー曲が中心のアルバムだが、その次のアルバムが『Pet Sounds』である。

ジョン・レノン、ボブ・ディラン、ブライアン・ウィルソンの3人は、意識のありなしに関わらず、「Like a Rolling Stone」以後も互いに影響しあっていくことになる。

2008年03月16日

「桑田さんのお仕事 07/08 ~ 魅惑のAVマリアージュ ~」(桑田佳祐,2008)

初の桑田佳祐年越しライヴの映像化+2007年のソロ・ワークのアルバム化。

もちろん、アルバムといってもオリジナル・アルバムとしてのリリース扱いではない。2007年にリリースされた桑田佳祐のシングル3枚に、新曲「DEAR MY FRIEND」と原由子の「大好き!ハッピーエンド」を加えたもの。2007年限定の桑田佳祐&原由子のベスト・アルバムといった趣き。

映像化のほうは、桑田佳祐のソロ・ツアー『桑田佳祐 LIVE TOUR 2007 呼び捨てでも構いません!!「よっ、桑田佳祐」SHOW』のファイナルであり恒例の年越しライヴとなった横浜アリーナでの公演を収めたもの。
終盤の怒涛のシングル曲ラッシュはすごい。2007年のシングル・タイトル曲3曲を固め打ちしても全体の密度の濃さが均一なのはさすが。KUWATA BANDを含むソロ・ワークの全シングルを網羅しているのも、旧いファンにはうれしいところ。
最後の1曲のみサザンの曲であるが、「希望の轍」(1990)はいまでこそサザンを代表する曲となっているがオリジナルはサザンオールスターズでの録音ではないので、厳密にはソロ作品といったほうが正しい。
基本的にはどの曲もオリジナルに近いアレンジではあるが、オリジナルは2004年発表のプロテスト・ソング「漫画ドリーム07」で歌詞を大幅に変えて演奏しているのがライヴらしい。あとは、「希望の轍」を桑田佳祐がギター1本で唄う姿もめずらしい。



ライヴ映像とはちょっと違うけど、ちょうど20年前に「いつか何処かで(I FEEL THE ECHO)」(1988)をTVの歌番組ではじめて観たときのインパクトはもう味わえないのだろうな。
変則3ピース・バンドで静かに聴かせる映像は、当時のバブル全盛期の歌番組ではありえないものだった。あの時代にあの緻密だけどもシンプルな美しさはなかった。
後にその変則3ピース・バンドが、ヴォーカル:桑田佳祐、シンセサイザーだったかアコースティック・ギターだったか:小林武史、ピアニカ:松下由樹という構成だったことを知り、さらに衝撃を受けたのを憶えている。

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