「ソウルボーイへの伝言 The Very Best Of Motoharu Sano A Message to Soul Boy」(佐野元春,2010)
佐野元春のデビュー30周年を記念したベスト盤「ソウルボーイへの伝言 The Very Best Of Motoharu Sano A Message to Soul Boy」を購入した。
初回限定盤についてくる書簡が良い。とても佐野元春らしいウイットにあふれるメッセージを読むことができる。
30年もキャリアがあるアーティストを1枚のCD、16曲で語ることなどできるはずもないが、ヴォリュームだけ増やせば良いというものでもない。すでにデビュー20周年のときに2枚組みのベスト盤と1枚組みの裏ベスト盤的なアルバムをリリースしているし。
アーティスト主導の選曲(オリジナル版かリミックス版かの選択も含めて)ということで、たった16曲の枠のなかにシングル以外の曲がわりと多く含まれているのが良い。ベスト盤という体裁であってもトータルでメッセージ性も持たせたいという意図もみえる。
ラップやヒップホップのフォーマットに従ったアルバム『VISITORS』(1984)や『Stones and Eggs』(1999)からの曲が1曲も含まれていないことからも、クロニクル的ななかにも基本的にはR&Bアルバムなのだと理解している。近年「歌詞」に焦点をあてたテレビ番組(というか大学の講座)も持っているのに、スポークンワーズの歌も含まれていないし。
ベスト盤といっても単純な利益至上主義にしないところが佐野元春らしい。
初回限定盤についてくる書簡が良い。とても佐野元春らしいウイットにあふれるメッセージを読むことができる。
30年もキャリアがあるアーティストを1枚のCD、16曲で語ることなどできるはずもないが、ヴォリュームだけ増やせば良いというものでもない。すでにデビュー20周年のときに2枚組みのベスト盤と1枚組みの裏ベスト盤的なアルバムをリリースしているし。
アーティスト主導の選曲(オリジナル版かリミックス版かの選択も含めて)ということで、たった16曲の枠のなかにシングル以外の曲がわりと多く含まれているのが良い。ベスト盤という体裁であってもトータルでメッセージ性も持たせたいという意図もみえる。
ラップやヒップホップのフォーマットに従ったアルバム『VISITORS』(1984)や『Stones and Eggs』(1999)からの曲が1曲も含まれていないことからも、クロニクル的ななかにも基本的にはR&Bアルバムなのだと理解している。近年「歌詞」に焦点をあてたテレビ番組(というか大学の講座)も持っているのに、スポークンワーズの歌も含まれていないし。
ベスト盤といっても単純な利益至上主義にしないところが佐野元春らしい。
